2010年10月24日日曜日

近所の空き地


   工房から数分、秋田駅からも数分のところにある空き地です。「立入禁止・中心市街地整備活用地」という看板が立っています。以前は、赤十字病院と婦人会館という施設があった場所です。日赤が郊外に移転してしまい、その後衰退に拍車がかかり、すっかりさびれた区画です。十年以上空き地のままで、再開発もできずにおりましたが、最近になり再開発計画が決まりました。

   総額150億円以上の計画らしいのですが、マンションと美術館と物産館みたいな内容のようです。すぐ近くに、美術館と物産店の入ったビルがすでにありますが、こちらが閑散としているのに、また似たような計画ですし、時代錯誤というのかどこかズレているような感じです。以前 近くに建てられたマンションも、なかなか売れなかったし・・・。

   地権者などが集まった民間の開発組合が基本計画を作り、そこに秋田市と秋田県が協力するという形があるようなのですが、実は開発組合の組合員の7割は、開発後は保証金をもらって権利を手放しこの場を離れる予定なのだそうです。(以前 新聞の記事で読みました。)ある意味、再開発の計画というよりは、保証金をもらうための計画のように思えますが、このような計画が進められていることに、心の底からがっかりしています。

   赤字のビルができて、市や県が税金で補填するという、今までの箱物行政のままの計画のようです。恥ずかしくもなく、よくもこんな計画を公にできるものだと思ってしまうような内容に思えます。

   駅前あるいは中心街区と言われた地域はすっかり寂れてしまいましたが、このようなビルを建てても活性化にはならないように思います。秋田市全体の構成を考えると、老朽化した秋田市役所を移転してこの地に建てるなど、商業ビル以外の計画が必要なように思われます。いまの市役所のある地域は、スポーツゾーンとして開発されている区画に隣接しておりますから、現在の市役所の区画をスポーツゾーンに組み込むという選択肢があっても良いようにも思います。

   などなど、個人的に思うところはいろいろとありますが、お金のための工事とも思える計画が、また確実に進められていきそうです。秋田県の人口は毎年1万人も減っているし、こんなことをしていたら、どうなってしまうんでしょう・・・。