2011年4月30日土曜日

染料のラベル3枚


   前々回のブログに染料のラベルを載せましたが、今回は他にもいくつか。

   最初はクラフト社のWA染料のラベルです。ラベルに書いてある通りで、酸性含金染料をエタノールで溶かした染料のようです。染料専門店では、絹やウールなどの動物繊維用の染料として、含金属酸性染料が販売されているようですから、そういった染料の仲間だと考えれば良いのかもしれません。染料に金属が含まれていると、色の堅牢度が高くなるそうです。

   ラベルの成分表示には、「染料・エタノール」としか書いてありませんが、溶解剤などの他の成分も含まれている可能性があると勝手に思っております。販売元には何も確認はしていないので、違っていたらごめんなさい。

   いまから30年前。初めて使った革の染料が、このWA染料でした。ただ布につけて革にこすりつけて、ずいぶん縞模様のある革になってしまいました。まだ革を始めたばかりの頃で、その時はモカシンを作ろうと思ったのですが、まったく思った通りにはならずに、けっきょく履くことは無かったと記憶しています。当時と染料の中身が同じなのかはわかりませんが、 使いやすい染料だと思っています。

   現在は、色によって古いラベルと新しいラベルが混在するようなので、上の画像とは違ったラベルが貼られているボトルもあると思います。


   次は、クラフト社のクラフト染料。塩基性染料は、水(熱湯)にもアルコールにもよく溶けるものが多いようなのですが、市販の製品としては、主に水で溶いて水性染料として販売されています。でも、中にはアルコールを加えないと完全に溶解しない色もあるので、「一部の色にエタノール10~30%」と書かれているわけです。黒とか茶系にアルコールが多いのかな。うろ覚えです。

   酢酸を加えなくてはならない色もあって、市販の革用の水性染料には、全色に酢酸が入っているようです。ラベルの成分表示にはありませんが、この染料にも酢酸が入っているのは、臭いからわかるとおりです。

   クラフト社との正常な取引がなかなかできなかったので、ずいぶん長い間この染料を使ったことがありませんでしたが、元々の塩基性染料の色を感じさせる色がいくつかあって、昔は粉から溶いて使っていた私にとっては、そういった色は違和感無く身近な色に感じます。


   同じく水性の染料で、誠和のローパスバチック。こちらには成分表示欄に酢酸と書かれています。どうせなら表示は正確なほうが良いですね。印象としては、混色して色を作り込んでいるかなという感じを持っています。

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   近年は、染色するという作業をほとんどすることが無かったのですが、また少し染料も使ってみようと思っているこの頃です。