2011年11月18日金曜日

ラウンドナイフ:4


   ラウンドナイフの記事は、2回で終わるはずだったのですが、追加追加で4回目をむかえてしまいました。今回は砥石の話から。

   ラウンドナイフの形や角度を変えるときの研ぎは、ふだん革包丁を研ぐときに使っている水砥石を使って行いました。でも、日常的な研ぎは、刃先を整えながら先端部分を中心に研ぐような感覚で良いのではないかと思い、そのためにはオイルストーンを使うことにしました。硬い砥石で、砥石の変形も少なくて済みそうですし、刃先を整えるのにはちょうど良さそうです。

   写真には2つのオイルストーンが写っておりますが、「アーカンサス砥石」や「アルカンサスストーン」などと記述される、有名な砥石です。この砥石は、クボタクラフトの窪田さんから譲っていただいた砥石です。実は、私の下手な素人焙煎の珈琲を送ったところ、このような良い道具になって戻ってきまして、「わらしべクラフトマン」と言いましょうか、あるいは「砥石は天下の回り物」と言いましょうか、はたまた「棚から砥石」と言いましょうか、いえいえそんなことは言わないわけで、とにかくお言葉に甘えて、譲っていただいた砥石なのであります。

   「猫に砥石?」 「馬の耳に砥石?」 「豚に砥石?」 「つじえに砥石?」 ・・・ そんな言葉も無いけれど、マスタークラフトマン窪田さんから譲っていただいた砥石が不釣り合いにならないように、研ぎの腕を上げてしっかりと使いこなせるようになりたいと思います。

  この砥石、 さすがに良質で、どちらの砥石も同じように良い感触が手に伝わって来るのですが、色の違いほど砥石としての機能には差異が無いような感じがします。そのため、どちらをメインに使うのか、ただいま相当に迷っているのですが、しばらくは交互に使って様子を見てみようと思っています。

   窪田さんからは砥石を譲っていただき、大塚さんからはラウンドナイフを譲っていただき、合わせ技で一本!というくらいの感じで、道具が揃ってしまいましたので、これはラウンドナイフをちゃんと使ってみろという啓示なのではないかと勝手に思うことにして、使い方を練習するつもりです。


   ところで、私が非常識な行動で、大塚さんからお借りしたラウンドナイフを破壊・改造してしまったことを以前の記事に書きましたが、大塚さんからうれしい連絡がありました。

   改造したナイフについては、理想に近い形の改造という感想を頂戴しまして、たいへん気に入っていただくことができたようです。しかも、その後実際に愛用の一丁に加えていただいたとのことでした。

   いやー、うれしいですね。何とかなるさと思って柄を切ってみたところ、何ともならなくなってしまい、どうしようかと考えてしまいましたが、今回は結果オーライということになりました。良かった!助かった!

   よし、また同じようなことがあったときには、こんどは年季の入った黒檀があるから、黒檀ハンドルで・・・・・。

   ・・・少しは懲りて反省しなさいと、今度はそんな啓示がありそうな・・・。


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   今回ラウンドナイフを使ってみて、刃の厚みや研ぎ角について参考になるところがあって、革包丁の研ぎも試しに変えてみました。今までは、基本的な研ぎ角を11度~12度くらいにしていたのですが、今回は6度くらいの研ぎ角を基本にしてみました。ずいぶん浅い角度なので、革に食い込む部分の厚みもかなり薄くなります。ただ、このままの角度で研ぎ上げると、刃先がかなり弱くなりそうですから、刃先だけは角度を変えて研いでいます。

   今のところ、良さそうな感じなのですが、こちらもしばらくは様子を見てみようと思っています。