2011年11月2日水曜日

"CARVE TO ENCOURAGE"


   「信」という漢字の目立つカービングですが、"CARVE TO ENCOURAGE(カーブ トゥ エンカレッジ)"という、Taka Fine Leather Japan の大塚さんが立ち上げた企画に賛同して製作したものです。

   この企画のページへのリンク。

   上記のリンク先のページに、寄せられた作品が紹介されておりますし、企画の詳細な説明ページへのリンクも設定されておりますので、ご覧ください。一人でも多くの方にご参加いただきたい企画ですね。

   被災されたクラフターを激励するという意味合いの強い企画の中で、どのような文字をカービングに組み込もうか少々悩みましたが、私は「信」という一文字を選びました。また、パターンの流れは「わ」という平仮名の形を基本にして構成してあります。文字を選んだ意図などは、大塚さんが作成してくださったページでご確認いただければと思います。

   このカービングをご覧になって、どこかまとまりに欠けると感じるかもしれませんが、確かに一つの作品としてバランスを考えたデザインにはなっていません。文字を入れるというテーマがあったので、「信」と「わ」を組み込んだ画面にするということと、近年主流のシェリダンスタイル的なものではないことと、自分が若いときから憧れているモチーフを織り込むことを考えて、「わ」の流れのままにパターンを描いていき、そのまま修正作業もせずにカービングしました。

   わかりやすい構成でもありませんし、ぱっと見て整って見える構成でもありませんが、この企画にはいろいろな物があったほうが良いと思いました。ああ、こんな組み込みもあるんだなとか、こんな叩き方もあるんだなとか、質の違った様々なものが集まった方が良いのだろうなと、私なりに思いました。

   それで、いくつかのモチーフと組み込み方を入れながら、手の動くままに線を描きました。それらは、私が若い頃から憧れているものでもありますし、こんなパターンの構成も有りなんだと感動したものなどであります。私の技量では十分ではありませんし、全体の構成が良くなければそういったものは伝わらないものかもしれませんが、これからカービングに取り組む人などに、なにか一つでも引っかかるものだったり印象に残る物があれば幸いだと思っています。


   さて、大塚さんの主催する講座と、大塚さんとお仲間のプロのクラフトマンの展示会が、本日11月2日から開催されます。"CARVE TO ENCOURAGE(カーブ トゥ エンカレッジ)"に寄せられた作品の展示も同時に行われるそうです。

   詳しい案内ページへのリンク。

   残念ながら私は行くことができないのですが、質の高いカービング作品をまとまった形で見ることのできる、またとない機会だと思いますので、ぜひ足をお運びください。