2012年1月15日日曜日

前言撤回めっき男

   うまいことを言っておきながら、後でその言葉を都合のいいように撤回して、すっかり めっき がはがれてしまった男のお話・・・・・ではありません。

   まずは、1月1日に 「自分の本サイトのトップページに、一言日記欄のような部分があるのですが、今年はその欄の更新は当面は控えるつもりです。その代わりというわけでもありませんが、このブログは定期的に更新できればと思っております。」 と書いたのですが、この部分を撤回いたします。サイトのトップページの一言欄には、更新しなくてはならない理由があることを、すっかり忘れておりました。今年もまた、ときどき更新します。

   一応その理由というのを書きますと、この更新をまったく止めてしまうと、検索したときにものすごく下位になってしまう可能性があるのです。過去に経験したことなのですが、このことをすっかり忘れておりまして、今年はトップページの更新を控えようと考えてしまいました。大事なことをすぐに忘れてしまう「にわとり回路」が、私の頭脳には埋め込まれているようです。でも、ふとしたときに起動する「復元回路」も備わっているので、ある日ある時突然に記憶が呼び覚まされたりするときもあります。今回がまさにこのパターンでした。ありがたいことに、あの欄の更新を楽しみにしていただいているというお言葉を、絶好のタイミングで頂戴する機会もありまして、「望まれて」という言い訳も「成立」したのであります。

    「・・・・ブログは定期的に更新・・・・・」という部分については・・・・・やっぱり適当に更新ということで・・・・・。 ・・・・・説明が長くなってしまいましたが、元旦に決めたことを、わずか2週間で撤回という報告でした。お恥ずかしい。

   そして めっき男ですが、これは めっきする男・・・新年の私のことです。まずは めっき という言葉ですが、滅金という漢字表記の日本語からの言葉ですので、「メッキ」ではなくて「めっき」が適切なのだと、めっきの資料で読みました。私のうろ覚えですが、昔は水銀に金を溶かして、それをめっきする金属に塗り、火で熱して水銀を飛ばした後に金が残るという技術だったようです。危険なので、屋外の作業で風上に立つようにしたと、金属の色の加工の本で読んだ記憶がかすかにあります。

   それが、現在ではお手軽なめっき器具も販売されていて、誰でも簡単なメッキであれば自宅でもできるのです。私が使ったのは下の画像のような器具一式です。


   その名も「めっき工房」と言います。製造元によりますと、もう20年も前から販売されている製品だそうです。角型9Vの乾電池を電源に使う電気めっき装置で、筆めっきと言われる技法になるそうです。

   長年の間に刻印の本数も増え、自分で加工した刻印にサビ止めを施したいと思っていたのですが、簡易めっきが効果的かもしれないと思い、今回手持ちの刻印にめっきをする作業を行いました。

   研磨→脱脂→銅めっき→ニッケルめっき→洗浄 というのが私が行った一連のめっき作業です。お正月のうちにと思い、50時間の予定で作業を始めたのですが、研磨などの下準備に思いのほか時間が掛かり、さらに今年は雪が多くて雪かきでくたくたになり、まったく思い通りには進みませんでした。それでも、どうにか作業を終えました。おそらく500~550本くらいの、何らかの加工を施した刻印にめっきを施したと思います。乾電池は15個くらい使いました。連日明け方までの作業になってしまいくたびれました。

   製造元に電話で問い合わせて、銅めっき→ニッケルめっきでサビ止めの効果はあると確認はしたのですが、私の作業が適切に行われたのかという点には自信がありません。冬は刻印のケースを開けたときに、どうしても結露してしまうことも多いので、効果があってくれれば良いなと願っています。耐久力も含めて、これから実際に使ってみての判断になります。

   誤解の無いように書いておきますが、しっかり研磨して仕上げれば、軽くオイルを施しておく程度で、通常の使い方で刻印が錆びることはほとんどありません。私の場合は本数が多いのと、研磨が難しい刻印などもあるために、何らかのサビ止めの必要性を感じたということです。20年以上前から何か手を打ちたいと思いながら、今年ようやくというところです。



   銅めっきをかけた画像です。溝が深い刻印もありますが、「めっき工房」は溝が深い刻印にも比較的めっきがしやすい仕様になっています。


   銅めっき後にニッケルめっきをかけた画像です。おそらく めっき というと、ピカピカの表面を思い浮かべる人が多いと思いますが、私の施しためっきはピカピカにはなっていません。下地の処理が十分ではないからです。美観よりも、単にサビ止めとして機能してくれれば良いというめっきです。

   ちなみに、銅めっき後に研磨工程を一つ入れると、おそらくそれなりの艶のあるめっきになりやすいのではないかと思われます。でも、そのような手間を掛ける気力がありませんでした。

   また、この簡易めっき面は、硬質めっきでは無いので、決して硬いものではありません。通常の刻印のめっきは、金工ヤスリも掛かりにくい硬さがありますが、私が施しためっきは薄いですしヤスリも簡単にかかります。

   余談になりますが、「めっきがはがれる」という人物評的な言葉がありますが、今回自分で簡易めっきをしてみて、「良いめっきの人だ」という誉め言葉があっても良いのになと思いました。どういうことかというと・・・・・う~ん、今日の記事はもう長くなったので説明は省略です。

   せめて、良いめっきの人と言われるようになりたいと思ったり・・・・・。
   いつもの妄想ですが・・。

【追記】
   刻印にめっきをしたことについて書きましたが、本当はステンレス製の刻印に置き換えることができればと思っています。前にも書きましたが、自作用の刻印の株があるとおもしろいですね。形状やサイズ違いで3種類程度あれば、かなり便利に使うことができるはずなのですが・・・。