2012年6月29日金曜日

妄想「矢留水道計画」

   千秋公園の周囲の池へ、旭川から水を引く計画が、きっとあるはずだと思っていたのですが、資料を見つけられなかったので、私が妄想してみました。

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   旭川から水を取水して、千秋公園の周囲の池に、水の流れを作る計画です。名称は矢留水道とし、カタカナやアルファベットの愛称は付けません。

   北の丸の旧配水場跡地に揚水し、公園内の鼓月池を経由して堀につながる水路を作り、水を流します。公園の周囲の、内堀跡と外堀跡のそれぞれの池を結ぶ水路も整備し、最終的には、旭川に排水します。きれいな水環境を作るためには、水の量を確保することが重要です。

   十分な水量を確保できれば、駅前にも水の流れを作ります。歩いて過ごす空間に変わる駅前は、水の流れと人の流れの動線を重ねることによって、より快適な空間になります。千秋公園と連携あるいは一体となった再開発という、中心市街地活性化の基本方針を象徴するものでもあります。周囲の建物は、秋田独自の駅前の景観の演出のために、2階建て程度の高さに制限されます。核となる、緑の広場も設けます。駅を出た時に視界が開け、半日でも一日でも、ゆっくり歩いて過ごしたいと思わせる街並みになり、水の流れが自然と人を誘導します。

   旧配水場跡地で活動している、高校の部活のためには、代替となる場所を公園の近くに用意します。矢留町の県の公舎を手形の公舎に集約し、一帯を整地して、和洋高校と北高校の運動場として整備します。北高校も、運動場が足りません。現在よりもさらに人口が減り、すべての年代のクラブ活動に支障が出るであろう将来は、この地域は、総合型地域スポーツクラブとなり、秋田市中央地区の拠点クラブとなります。近隣地区に小・中・高・大学と学校施設が多いので、児童・生徒・学生・成人が多数参加し、広い年代と多くの種目で、競技スポーツと生涯スポーツに取り組むことができます。また、観光文化スポーツ部という、秋田県独自の県の担当部署の施策により、秋田を観光で訪れた人が、ここで生活しているかのように、地元のスポーツ活動に参加して、一緒に汗を流すことができるという試みも行われます。千秋公園には、観光客にもわかりやすいジョギングコースも表示され、社会の健康志向の高まりにも応えます。

   下の画像が、旧配水場跡地です。かつては「水道山」と呼ばれていたようです。(現在は手形山配水場が、水道山と呼ばれていますね。)明徳小学校よりも少し北の丸側にある、小高い丘の上です。工事を合理的に行うことができるように、直近の旭川から取水します。奥羽本線の鉄橋付近で取水し、奥羽本線の線路に沿って導水管を設け、住宅地の工事は最低限で済ませるようにします。


   旧配水場跡地には、貯水槽を作りますが、これは災害時に避難所となる明徳小学校にも水が供給される構造になります。避難生活のトイレなどの水として使われます。これにより、高台にある避難所の飲料水以外の水が確保されます。

   旧配水場の斜面を利用して、高効率の小型水力発電装置を設置します。風力および太陽光発電装置も設置して、再生可能エネルギーと水環境再生という、再生の合わせ技の施設となります。公園内の照明の電源供給にも使われるほか、非常時の避難所になる明徳小学校でも、非常用電源として使うことができます。小学生は、この施設で、街と自然の共生のための考え方や工夫、それと同時に災害に備えることなどを学びます。矢留水道は、身近にある最高の教材になります。

   予算は、50億円くらいです(適当です)。あんまり安いと、工事好きの人たちの興味を引くことができないので、この工事をやりたいと思わせる金額にします。いや、この際ですから、「中通一丁目地区市街地再開発事業」にならって、100〜150億円規模まで予算は出しましょう。全国的にも珍しい都市部の大規模な環境再生工事として、市も県も国もお金を出します。そうすると、工事をやりたい人が頑張って、話が早く進みます。

   政治家には、箱物よりもずっと後々まで残る社会資本であることをアピールします。新たな都市の基盤となる水環境を整えるために尽力したと、政治活動の記録に書くことができますし、末代まで自慢のできる功績になります。街の中心部で後世まで残る自然再生を行うことは、政治家としてまさに千載一遇の機会となることでしょう。その後の2世や3世の議員にもプラスになるかもしれません。

   市民の皆様からも寄付を募ります。矢留水道完成後に、記念碑を作り、そこにお名前を刻みます。子孫のためになる水環境を作り、そして先祖として歴史のヒトコマに名前を刻みましょう。もちろん、矢留水道のホームページにもお名前を永年掲載いたします。

   千秋公園も含まれる明徳地区には、公務員が多く住んでおり、県知事の公舎も公園の端に位置しております。公園は、市が所有・管理しているものです。そして、日頃から環境問題に敏感だった公務員により、「街の豊かな自然環境を次代に引き継ぐ公務員の会」が立ち上げられます。毎年の寄付の他に、退職時には退職金の1%が寄付されます。もちろん、お名前は記念碑に刻まれ、名実共に地域に奉仕した公務員の鏡として、子供や孫から尊敬を集めることになるでしょう。県都の顔としての水環境が整った後は、積極的にその環境を維持し続けるための「矢留基金」となり、他の寄付金と合わせて運用されるようになります。不快害虫などの発生を抑えながら、貴重な生物を守り、設備や水環境を理想的に維持するためには、日頃の管理にそれ相応の費用がかかるのです。この基金の一部は、ほかの地域の環境保全にも利用されます。

   十分な工事費があるので、公園にふさわしい風情のある水路が作られます。職人にとっては腕の見せ所です。この工事と一体で、桜などの植栽も新たな設計で行われます。人に根本を踏まれず、それでいて人との親和性の高い植え方を、造園のプロが実現します。そして、工事に携わった全ての人の名前も記録されます。工事作業中の多数の写真も、ホームページに末永く掲載されます。

   導水と同時に、池に堆積したヘドロも除去します。水質は劇的に改善されます。そして、ホタルも生息できるようになり、駅前にホタルのいる街として有名になります。駅前には、モリアオガエルも生息するようになります(鳴き声がうるさいかな?)。また、時々しか来なかったカワセミが、頻繁に訪れ千秋公園で繁殖もするようになります。豊かな自然の象徴となることでしょう。絶滅を危惧される、ゼニタナゴの北限の生息地であることも、もちろん広く告知します。ゼニタナゴ君やカワセミさんやモリアオガエルくんやホタルちゃんが、子供たちの人気者になります。

   迅速に取り組むことが大切なので、早速はじめます。

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   以上、妄想「矢留水道計画」でした。

   カービングのデザインを考えていたら、とつぜん「矢留水道」という名称が思い浮かんでしまったのでした。名前とは大切なもので、名前を思いついたその後は、怒涛の妄想の水流が頭の中を駆け巡り・・・。あの勢いがあれば、10分で水がきれいになるのに。

   いや、あの勢いがあれば、画期的なパターンが描けたはず・・・。



  さて、 池の水の入口側では、さらに水が減った様子で、水の中にあるはずの蓮が土の上に・・・。


   これは2011年6月26日に、近所の池で撮影したモリアオガエルの卵の写真です。写真の右側に水が写っていることに注目してください。木の杭が写っていて、そこまで水があるのがわかるでしょうか。


   2012年6月28日に撮影した写真です。ほぼ同じ位置です。木の杭のあたりには、まったく水がありません。こんなに水が無いのは、記憶にないのです。もちろん、モリアオガエルは、水の無いところには産卵しません。公園の上の方、本丸の池では、今年もモリアオガエルの卵は確認出来ました。でも、この池では、まだ確認できていません。池の周囲ではなく、中央付近のヨシなどに、産卵しているのかもしれません。


    この写真を撮ったあたりまで、私の仕事部屋を出て、40歩ほどの距離です。すぐ近くなのです。池の排水口のあたりです。やはり、最近また水は減ったようです。そして、気温が高くなってきたので、臭ってきそうな気がします。

   池の中の手前側と左側には、水がありません。手前側は、蓮のところまで、土(底)が露出した状態です。雨が少ないという事もあるのかもしれませんが、それにしても今年は異常な感じがしております。

   以前は、家のすぐ近くで、アオバズクの鳴き声が毎晩聞こえていたのですが、最近はあまり聞こえません。アオバズクも池の異常を感じて、移動してしまったのでしょうか。

   また、予定外の更新をしてしまいました。
   近くの池に対する憂慮。わかっていただけまでしょうか。

   恥ずかしい馬鹿な妄想も披露して、これで、今の時点で書けることは全部書いたかなという感じがしております。

   また何か変化がありましたら、報告させていただきます。